はじめに

皆様こんにちは、プロイカです。いつも動画をご視聴いただき誠にありがとうございます。皆様のコメントはとても示唆に富んでいて、いつも勉強になっています。

そこで私も皆様に何かを還元できたらと思い、この**『テクノユートピア宣言』を公開しました。ここでは、私が「なぜインターネットに動画を投稿し、最終的に何を目指しているのか」**を説明していきます。

少し長くなってしまうかもしれませんが、どうか最後までお付き合いください。

最初に結論から言えば、私が動画投稿をする理由は**「テクノユートピアを実現するため」**です。

順に説明します。まず**「テクノユートピア」とは、一般的には「テクノロジーの発展によって実現するとされる理想社会」**を指す概念です。SFや未来学の文脈で論じられることが多く、「高度なテクノロジー(AI・ロボット・ナノテクノロジーなど)によって、貧困・労働・病気・戦争などがなくなり、人類が幸福に暮らす未来社会」の総称として使われます。

私は、この**「テクノユートピア」という雑多な概念を現在の急速に発展するAI、そして将来のAGI・超知能(1)に合わせてブラッシュアップし、「民主主義」「社会主義」「資本主義」「共産社会」**に代わる全く新しい理想社会として、不完全な形ですが再構築しました。

労働が不要になり、全ての人があらゆる苦痛・欲求から解放され、不老不死になり、フルダイブVRで遊んで暮らし、超知能によって全ての問題が解決される。数々の未来学者や人々が願ってきた全ての理想が実現した、シンギュラリティ後の究極の理想社会である**「テクノユートピア」**を作りました。

私は数年前から、AIが人間を超えて急速に発展するこれからの時代において、民主主義や社会主義といった数世紀前に開発された「古いイデオロギー」はもはや完全に時代遅れであり、AGIの実現が近いこの時期に人類が消費期限切れの古いイデオロギーしか持っていない現状は非常にもったいなく、また危険であると考えてきました。

そこで私は非力ながらこれからの時代にふさわしい新しい理想社会、つまり**「新しいイデオロギー」**を作り、その実現を目指して何かをしようと思いました。

そうして**「テクノユートピア」という名前で新時代のための理想社会を作り、それを実現するための方法として、まずは「Youtube等で発信活動を行うこと」が最も効果的な手段だと判断したため、インターネット上で「プロイカ」**という名前で活動することに決めました。

この**『テクノユートピア宣言』**は、これらの活動背景と目的、活動ルール、そして「テクノユートピア」の詳細な具体像とそれを実現するための政策アイデアを公開するものです。

現在、AI研究とそこに集まる資金は指数関数的に増大しており、AGIの実現は数年から10年以内に迫っています。数年前までは簡単な会話も難しかったのに、今ではAIが自律的に科学研究を行い成果を出し始めています。「AIによってこれからの世界はどうなるのか」については多くの研究・予測(2)があるため割愛しますが、動画内でいつも言っているように世界的なAI失業政治危機など、様々な事態が一斉に起こるでしょう。

そしてAGI・超知能の実現が現実味を帯びつつある今、ユートピアはもはやただの空想ではありません。AIが研究開発を自動化し、人間の代わりに高度なテクノロジーを開発することで、失われたはずの「大きな物語」に最後のチャンスを与えつつあります

これからの不透明な時代には**「ゴール」が必要です。理想社会があれば、誰も歩んだことのない未来に一つのゴールを示せます。このテクノユートピアが少しでも、皆様がその「ゴール」**を想像する際に役立てば幸いです。

最後に、私には本稿が目指す目標に値する専門的な教育経験や学術的背景がありません。したがって本稿には未完成の部分、危うい表現等が多く含まれており、皆様によって批判的に検討され、多様な視点から発展・再構築されることを願っています。

また、タイトルには「宣言(Manifesto)」と強い言葉を使いましたが、あくまで**「議論の喚起」**を意図したものであり、決して現在の社会秩序に反対し、その転覆を狙っているわけではありません。

それでは長くなりましたが、次章から本題とさせていただきます。

各リンク:YoutubeTwitter


目次


活動目標1. テクノユートピアの実現

ここからは、本活動が目指す**「テクノユートピア」**の具体像を概説します。

テクノユートピアを要約すると「完全自給自足経済によって働かなくてよくなり、全ての人があらゆる苦痛・欲求から解放されて不老不死になり、フルダイブVRで遊んで暮らし、絶対的な平等が達成され結果的に無政府主義が実現し、ポストヒューマンに進化し全宇宙に文明が拡大し、超知能によって全ての問題が解決された究極の理想社会」です。

本活動では、以下27の具体的なビジョンが実現した社会を「テクノユートピア」と呼びます。

1.「個人経済」による高度な自給自足経済

ナノマシンと次世代3Dプリンターは、すべての生産と消費活動が個人の領域のみで完結する**「個人経済」を実現します。この個人経済では、生活必需品から贅沢品に至るまで、人間が必要とするあらゆる製品を個人で製造できます。個人経済には生産者と消費者の分業体制が存在せず、「市場」や「企業」は不要になります**。

この世界に存在する全ての製品は、分子の複雑な組み合わせに過ぎません。ナノマシン次世代3Dプリンターを使えば、分子を一つひとつ操作し、レゴブロックを組み立てるように任意の製品を製造できるようになります。足元の土や草、空気中の炭素、家庭から出たゴミを原材料として使うだけで、ナノマシンがそれらを分子レベルで分解・再編し、おいしい料理や最新のスマートフォン、家を製造します。

この究極の**「錬金術」を全ての人が所有することによって、もはや他人からモノを買う必要も、生活のために働く必要もなくなります**。

まずは政府等が高度なAI工場でこれらの魔法のような製造デバイスを生産し、全国民・人類に無料で配布します。個人や団体が独自のデバイスを自由に開発・流通させることもできます。これにより全ての人が**「分子さえあれば、いつでも、どこでも、無料で」あらゆる製品を製造できる**ようになります。

工場もサプライチェーンも必要なく、朝起きてパーソナルAGIに「パリの有名店で出される最高の朝食と、自分の体型に完璧にフィットした最新の服が欲しい」と伝えるだけで、オンライン上で公開・流通している無数のオープンデータから最適なものが選ばれるか、あるいはAGIがその場で製造データを設計します。次の瞬間にはナノマシンが起動し、空気中の分子や家庭内の廃棄物を組み替え、熱々のクロワッサンや流行のファッションを製造します。これによって全ての人が自分のための消費物を自分で生産し、全ての経済活動が個人で完結するようになります

個人経済では資本主義も計画経済も必要なく、企業や株主などの経済アクターは不要になり、現在の資本主義システムが消滅します。ここでは「経済危機」や「労働者の搾取」は起きず、「お金」という概念は消滅します

2. 労働からの解放

AIとロボットによる自動化は、ついに**「働かなくてもいい社会」を実現します。個人経済が実現するまでは、AIとロボットによって自動化された生産工程があらゆる製品の限界費用を0円に近づけ、生活必需品は限りなく無料に近づきます。AI失業は政治的にベーシックインカムの給付**につながり、働かなくても今の生活を送れるようになります

人々は生きるための労働から解放され、40年間以上ずっと満員電車に揺られて仕事を延々とやる日々は過去の恐ろしい風習となります。誰もが好きな時間に起き、やりたいことだけに人生の100%を費やすことができる自由が叶います。

3. 見た目の自由な変更

遺伝子という「運」によって、自分の見た目や性別、性格、健康が勝手に決められ、それを変えることができないという今の状況は極めて不当です。高度なテクノロジーは、この不当に決められた遺伝子の格差を解決します。超高度な整形技術は、外科手術のリスクを0にし、誰もが自分の体を自由にデザインできるようにします

顔、体、肌、髪、さらには人間以外の見た目まで、あらゆる見た目をゲームのように簡単に変えられるようになります。見た目は服装と同じになり、自分がなれない顔も体もなくなり、ルッキズムは完全に消滅します

サイボーグ技術などの高度な生体工学は、「性別」という枠組みも消滅させます。誰もがリスクなしで自由に性別を**「移動」できるようになり、「男」と「女」という枠組みがなくなったポストジェンダー社会が実現します。私たちはついに遺伝子の檻から抜け出し、真の意味でなりたい自分になれる「形態学的自由」**を手に入れます。

4. 完全医療の実現

超高度な医療技術は、あらゆる病気、怪我、疾患等を恒久的に予防・治療できる**「完全医療」**を実現します。体内に常駐する医療用ナノマシンが、癌細胞やウイルス、遺伝子疾患の兆候を瞬時に検知し、物理的に排除・修復します。病院や医師はなく、体の中にAGI搭載型のナノマシンを入れるだけであらゆる病気を発生前に根絶できるようになります。

これは精神疾患でも同じであり、高度な向精神薬やAIパートナーによる行動介入等によって精神疾患は根絶されていきます